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バッテリー内蔵型
DCヘッドアンプ
このDCヘッドアンプは金田明彦氏設計
のDCアンプのの中で、初めて完成した
アンプである。

以前からDCプリアンプの製作をしてい
たが資金不足で中断していた。

愛読誌「無線と実験」を眺めていたら簡
単に作れそうな記事を見つけた。

電池内蔵式なら増幅部だけで、厄介な
定電圧電源を作らなくても済む。

これだ!!

当時、大阪に住んでいた僕は日本橋の
パーツ店「テクニカルサンヨー」に走り、
部品を手に入れた。

それから一晩で一気に作り上げた。

このヘッドアンプはDENONの放送局用
MCカートリッジ「DL103」専用機であ
る。
最近はLPレコードを聞く機会が少なくな
り出番は少ない。

最近のDCプリアンプはすべてMCカート
リッジ専用に設計されている。

音の第一印象は、今までのヘッドトラン
スとは比べものにならない。
明るく明朗な音で情報量が多い。
これがDCアンプの音か!!

金田氏設計DCアンプの音を認識した最
初のアンプである。


今、製作を予定しているハイブリッドプリ
アンプが完成すれば、益々出番は少なく
なりそうだ。


1981年6月20日完成

【その後】
ほとんど使用しないまま放置していたら
過放電で電池の液漏れを起こしてしまっ
た、しかも2回連続で。
2回目は液がケースを腐食させるという
致命的なダメージを受けた。

学習能力の無さを反省しケースを入れ
替えてレストアした。
液で汚れてた基板をクリーニングして
タカチのケースに入れた。
見た目は最新型DCアンプとなった。
電池は単三に変更し電池ボックスは両
サイドに外付けにした。
これで液漏れにが気付かない事はない
だろう。

真空管プリアンプが完成した今、出番は
なくなったが私のDCアンプ初号機として
動態保存としよう。
新しい隠居部屋に越して余生を送っても
らおう。

2008年1月10日 レストア完成


  









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