DCプリアンプ
「最新オーディオDCアンプ」に掲載され
ているこのDCプリアンプを製作し始めた
のは1978年頃だったろうか。
当時から部品の入手が困難なものがあ
りパーツ集めに苦労した。

金田氏のDCアンプは、部品の一つから
配線方法まで事細かに指定している。
これを守らなければ音は必ず悪くなるとし
ている。

本来はサンハヤトの基板に、7本より線で
配線するが、それを無視してガラスエポキ
シのプリント基板を起こして行った。
後日、プリントパターンの上に7本より線を
這わした

接点を極力少なくするためにPhono専用
とするが、使い勝手をよくするためAuxと
TapeのセレクターSWを取り付けた。

また、市販の薄型ケースに組み込むため
電源トランスを指定のタムラからTANGO
にした。

低周波の配線は多少長くなってもよい
からきれいに配線を引き回す、高周波は
極力短く配線すると教わった。
金田氏のDCアンプは低周波でも最短で
配線すべしとなっている。
高周波の考え方だ、これは遵守した。

金田氏推奨の作り方を完全に無視して
いる、しかし音は満足出来る。

資金不足と製作意欲の寸断で完成まで
に5年の歳月が掛かってしまった。

このDCプリアンプが完成した頃にはDC
アンプは乾電池式に進化していた。


イコライザ部

フラットアンプ部

±35V定電圧電電部
OPアンプ世代だ。
手前右のトランジスタ2SA566が当時
から入手困難だった。







カップリングコンデンサ。
DCアンプの信号経路に入る唯一のコンデン
サだ。
マイカコンデンサーとスチロールコンデンサを
パラに接続してある。
その後カップリングコンデンサーは双信電機
のSEコンデンサが使われるようになった。
これが驚くほど高価だ、コンデンサ2個で
ミニコンポが買えてしまう。


Aux・Tapeの入力端子を付けたため
モガミ電線の配線が大変だ。




1982年7月14日 完成


  









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