DCアンプ試聴会
2008年11月8日(土)

東京都西東京市 コール田無

恒例のDCアンプ試聴会が開催された。
昨年は参加できなかったが今年は興味
深い内容であろうと会場に向かった。
会場は満員だ。

今年の目玉はD/Aコンバーターの半導
体式と真空管式の鳴き合わせにあった。

しかし残念なことに半導体式のD/Aコン
バーターの調子が思わしくなく大半が真空
管式で試聴することになった。

今回のシステムは6C19Pの3Wayマル
チアンプ+音研のスピーカーと未発表の
ハイブリッドアンプの3Wayマルチアンプ
+JBLスピーカーの2系統。
それにD/Aコンバーターと最新のレコー
ド再生システムだ。

驚かせたのはモグラ叩きのようなケースの
天板から突き出ている真空管だ、どうやら
整流管のWE274Bのよううだ。
この真空管はかなり高価らしい、正直ここ
までは追いていけない、私のような粗忽者
にしてみれば不注意で高価な真空管を壊
してしまうことは必至だ。

いつものようにLPやCDの試聴、音源の同
じLPとCDの鳴き合わせなどを行った。

ただ気になったのは終盤に再生したJBL
システムだ、耳が痛くなる音だ。
自宅でCDを聞いていても耳が痛くなること
はないが今回は耳が痛くなった、金田氏
は「演奏者の息継ぎまでも聞こえる」とし
ていたが私はそれどころではなかった。

最後に6C19Pのシステムに戻しホッとし
た。

帰りにDCアンプファンのKさんTさんと3人
で高田馬場に於いて反省会と称した飲み
会で大いに盛り上がった。
話題はDCアンプに終始した、隣席の客は
「何者?」と思ったに違いない。
半導体式と真空管式のD/Aコンバーターとレコード再生システム。
上段は「モグラ叩き式電源」(失礼)、今回の試聴会のための特別仕様。
bP97ハイブリッドパワーアンプ
初段サブミニ5極管+pnpTrダーリントン
出力段、4Ω負荷195W

bP98レコード再生システム
ターンテーブルの下にモーター駆動アン
プ、トーンアームの下にイコライザーアン
プが収納されている。
今回はこのイコライザーアンプは使用せ
ずに真空管式プリアンプのイコライザーア
ンプを使用。
bP93 6C19PDCパワーアンプ 可変ゲインアンプ採用、ソケットレスで出力管の能力を
最大限に活かす。
未発表のハイブリッドDCパワーアンプ(近々発表予定)
チャンネルフィルター CRはパワーアンプ入力直前に取り付ける。
●今回の金田語録
「私は比較試聴は好きではない、音楽をオーディオとして聞きたくない」
「マルチアンプの低域にも可変ゲインアンプを使っている、これにより低域の調整が最短時間で
できる」


●DCアンプ試聴会に思うこと。
◎再生音が高すぎではないか?
コンサートホールで交響曲を聴いてもこれほどの大音量ではない。
音楽の再生は音量の再生でもあると私は思っている。
◎金田明彦氏の講演が欲しい。
レコード再生の合間に金田氏のコメントを聞くが、アンプの理論、開発エピソード、音楽の話など
まとめて金田氏の講演が聞きたい。


●重箱の隅
「MJ無線と実験」2009年1月号に当日のようすが掲載されている。
開催日は11月7日になっているが11月8日の誤り。

半導体式D/Aコンバーターの不調は掲載されていない。
マイナーな情報は掲載しないのが当然か?ありのままに掲載するのが編集者の良心か?

スピーカー
●音研システム(オールホーン)  
ツイーター 音研 OS−5000T
スコーカー 音研 OS−455
ホーン 音研 SC−500 Wood
ウーハー ALTEC 416−8A
エンクロージャー ALTEC 828B
 
●JBLシステム(オールホーン) 
ツイーター JBL 075
スコーカー JBL 2440
ホーン JBL  
ウーハー    
エンクロージャー    


  



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