ごずさん
              912.5m
2001年4月29日(日) みどりの日 晴れ
単独行
出湯登山口⇔五の峰⇔五頭山
以前から五頭山にはあまり縁がなかった。
中学校の遠足で五頭山登山が計画されて
いたが雨で中止になった、当時山登りの嫌
いな僕は内心ホットしていた。
二週間前に、自転車で登山口まで走りそれ
から山歩きする、マイチャリ登山に挑戦した、
しかし残雪と天候の悪化で敗北に終わった。
今回は準備万全で望んだ、羽越貧賤本線
水原駅からの新潟交通の定期バスは廃止
されていた、代わりに町営の無料バスが運
行されている。
無料バスでは一時間のロスになる、登山口
までタクシーで行くことにした。
駐車場にはかなりの車が止まっている、混
雑しているようだ。
登山届を提出していざ出発、川沿いに進む
と丸太橋がある、ここが一合目だ。
切れるような冷たい水で顔を洗い気を引き
締める。
五合目の烏帽子岩までは二週間前に登った
ので勝手は知っている。
三合目付近で暑くなってきたので上着を脱い
でザックを担いだ瞬間に500mlのペットボト
ルを谷に落としてしまった。
3本用意した命の水の一本を失ったショック
は大きかった、山を汚してしまった事に猛省。
深くえぐれた登山道が続く、烏帽子岩を過ぎ
たら2mほどの小さなロープ場がる、あとは
比較的登りやすい。
七合目から残雪が多くなってきた。
九合目からは一面の雪だ、キックステップ
で登って行く。
踏み跡をたどりながら進むが時折足跡が
消える、戻って足跡を探しながら登る。
雪と雪解水で足元はわるく滑りやすい、
苦労して五の峰に到着、友情の鐘を鳴
らす。
五の峰から越後平野を一望できる。
今日はぼんやりかすんだ越後平野だ。
これから山頂を目指そうとするがこの辺か
らバテてきた、汗が滝のように流れる。
山頂を諦めようと思ったが気力を振り絞っ
て歩き始める、ついでにTシャツも絞った。
小さなピークをいくつか超えて数人が休憩し
ているピークに出た、ここが山頂と思い込み
昼食にした。
水が少ないので楽しみにしていたインスタン
トラーメンは諦めた。
しかし山頂の標識はない、どうも変だ。
周囲の人に聞いたら山頂はもう一峰先らし
い、山頂と思い込んで昼食をすませいざ下
山と思った矢先にもうひと頑張りしなければ
ならない。
気合いを入れるのに時間が掛かった。
ザックをデポして頂上に向かう。
なんとか頂上に立った、雪のために標識は
埋もれている、もちろん三角点は確認できな
い。
仮の看板が立っているだけの寂しい山頂だ
った。
途中の山道に、この手の看板が多く見られ
た、雪で道を迷わないように立てられた看板
だ、笹神村の観光協会と水原消防署に感謝。
雲で山頂からの展望はない、早々に下山を
開始する。
水が尽きた、雪を食べながら下る。
五合目の烏帽子岩には水場があるのでそれ
を楽しみに歩く。
いざ水場に着いたら生水は飲めないとの注
意書きがある、脱水症状になるよりは腹をこ
わしたほうがましと思い喉を潤した、やはり
緊急時以外は飲まないほうがよさそうだ。
バテバテになって下りてきた、出湯温泉まで
行き水分を補給した。
時間がないので目の前にある温泉を諦めて
帰途に着いた。
この五頭山は新潟市から近いので人気の山
である、そのためか登山道はえぐれてかなり
荒れている、大切にしたい山だ。
二日連続の山歩きと飲み水が不足したこと
で披露困憊となってしまった、水の大切さを
思い知らされた山行になった。
 8:35 水原駅着
 8:54 出湯登山口着
 9:00 登山開始
 9:11 一合目
 9:45 四合目
10:04 五合目 烏帽子岩
10:23 六合目
10:39 七合目
10:52 八合目
11:03 九合目
11:23 五の峰
12:07 一の峰 昼食
12:50 一の峰発
13:18 五頭山山頂
13:42 一の峰
14:16 五の峰
16:07 出湯登山口
16:22 出湯温泉

  











 
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