かくだやま
               481.7m

2001年11月3日(土)文化の日 曇り
単独行
五倫石⇒角田山⇒角田灯台
角田山には4月と7月に登っている。
しかしカメラを忘れたり故障したりで写真が
なかった。
今回は写真撮影を兼ねて今年最後の紅葉
を楽しむために出掛けた。
巻駅から登山口を巡る季節バスは先週で終
了している。
僕と同じにこの事を知らなかったおばちゃん
がいたのでタクシーで同乗して登山口に向
かった。
おばちゃんは五倫石コースから登ると言うの
で僕もそれに従った。
「私は歩くのが遅いので先に行って下さい」と
先を譲ってくれる。
自慢じゃないが僕も歩くのが遅い、おばちゃん
に追い越されたら恥ずかしいので先に行っても
らった。
登山口は柿畑になっている、柿の木の向こう
に角田山が見える。
農家の人が柿の収穫を行っている。
ゆるい坂がしばらく続く。
さっきのおばちゃんに近付いた、めんどうな
ので追い越そうとしたらすれ違いざまにこの
先の道を親切に教えてくれた、角田山の主の
ようだ。
登りも急になってきた、一休みをしていたら今
度はおばちゃんが追い越して行った。
「あとふた登りだよ」「この先階段があるから階
段の脇を歩いた方が楽だよ」などとアドバイス
をもらった。
紅葉を楽しみながらのんびり歩いた。
以前に2回登っているので山頂のようすは知
っている、特に急ぐ必要はない。
写真を撮りながら登っていたらあっけなく山頂
に着いた。
避難小屋で一足先に到着したおばちゃんがみ
かんを食べていた。
「帰りはどうするの」と心配してくれる、おばちゃ
んと小屋の中で帰りの検討をする。
僕は灯台に下る予定をしていた。「灯台前のバ
スは11時46分で今から下れば間に合うよ」
「その次は夕方までないよ」などバスの時刻表
まで頭に入っている。
おばちゃんは最短の稲島へ下りてバスで帰る
らしい。
こちらはせっかく来たので山頂でのんびりする
ことにした。
帰りはなんとかなるさと楽天的になる。
山頂には銅像や立て看板があり賑やかだ。
山頂のすみに三角点がある、角が欠けている、
人為的に欠けているように思える。
「三角点を大切に」
山頂から木道を行くと見晴らしのいい観音堂に
出る。
草原に横になり山頂からの眺めを楽しんだ。
あいにくの曇り空で視界は利かないが遠くに
五頭山、菅名岳などがぼんやり望められる。
10人ほどのグループが車座になって宴会を
始めている、低山ならではの光景だ。

 ←パノラマ写真
木道を渡り山頂広場に戻る。
この角田山は新潟市内から近いためお気軽
ハイキングで人気がある。
いろいろな登山道があり楽しみ方もいろいろ
だ。
越後平野と日本海が望める楽しい山である。
下山開始、予定通り灯台へ向かう。
この灯台コースは僕の好きなコースだ。
変化があり海を見ながらの下りが楽しい。
7月に灯台から登ったが日陰が少なくヒー
ヒー言いながら登った道だ。
下りも紅葉を楽しみながら行く。
途中、岩場がある。
僕の好きな所だ、岩のてっぺんに座って日本
海を眺めるのが好きだ。
振り返って今来た稜線を見てみる。
岩の中に紅葉があり、里山と思えないような
山容だ。
灯台が見えてきた。
今日の日本海は穏やかだがあと一ヶ月もする
と暗い雲が立ち込めて海は荒れる、日本海側
の特有な冬景色になる。
灯台を過ぎて角田浜に出る階段を下りる。
角田浜から灯台を望む。
標高0mに登山口がある山は全国的に珍しい
そうだ。
夏は海水浴客の中をザックを背負って歩く姿は
異様な光景だ。
角田岬のバス停に向かった、発車時刻の2分
前に着いた、ラッキーだった。
ところが15分待てもバスは来ない。
時刻表に条件が付いていた。「平日第一、三、
五土曜日ノミ運転」となっている。
今日は第一土曜日で祝日である。
この場合どう理解したらいいのだろう。
運休か?諦めてタクシーの呼べる所まで歩く事
にした。
しかし歩けど電話帳のある公衆電話はない。
約一時間嫌いな自動車道を歩いた、角田山が
ずいぶん遠くに見える所まで歩いた。
【行程】
 7:35 新崎駅発
 8:46 巻駅着
 9:00 五倫石登山口着
 9:05 登山開始
10:15 山頂着
10:30 観音堂着
11:30 観音堂発
11:43 下山開始
13:08 灯台登山口着
13:13 バス停着
13:30 徒歩開始
14:20 追分交差点
14:45 巻駅着
14:52 巻駅発
15:48 新崎駅着


  










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