尾瀬
          おぜ
2002年6月15日(土)〜16日(日)
晴れ時々曇り
職場の仲間総員8人
御池⇒三條の滝⇒見晴⇒沼尻⇒
長蔵小屋⇒沼山峠⇒御池
職場の仲間と「旅クラブ」というサークルを作っ
ている。
年に一回気ままな旅をしている。
去年は徳本峠を登った、今年は燧ヶ岳登山と
尾瀬散策を行う事にした。
金曜日、仕事を終えて車で御池駐車場に集合
した。
夜中、駐車場でひそひそ声で小宴会をして明
日の登山に備えて車で仮眠した。
朝6時に起床して行動計画を確認した。
曇り空で残雪があって燧ヶ岳登山は危険
と判断し、登山はやめにした。
尾瀬の散策のみをする事にした。
御池から燧ヶ岳の裾野を3分の2を巻くよう
に沼山峠まで歩くコースだ。
しばらく木道を歩くと沼地が現れた。
水芭蕉はもう盛りっを過ぎている。
巨大な水芭蕉が点在していた。
沼地であるためにあちらこちらに小さな川が
流れている。
途中に真新しい吊り橋「うらひうちはし」を渡る。
ほとんど木道を歩くコースだが時々土の道が
現れる。
はるかに土のほうが歩きやすい。
急な下り坂を降りると三條の滝に出る。
尾瀬ヶ原のすべての水がここで滝となる。
時折このような急な階段が現れる。
登り下りは譲り合って通過する。
滝を見るために下った坂を登り返す、急登
の連続だ、暑くなくてよかった。
急登が終わると尾瀬原休憩所だ。
清水で冷やしたところてんをいただく。
ツルツルとした喉ごしを楽しんだ。
休憩所から先は湿原の木道を歩く。
蟻の行列のようだ。

今日登る予定だった燧ヶ岳がぼんやり見え
てきた。
こちらから見ると残雪は少ない、しかし登山道
は北向きで険しいようだ。
近い内に夏山で挑戦しよう。
休憩場から20分程度の木道歩きで今日の
宿舎、見晴十字路にある「尾瀬小屋」に到
着だ。
小屋と言っても風呂、水洗トイレ、談話室に
はテレビもある、旅館と同じだ。
小屋に到着後、元気な若手は尾瀬ヶ原の散
策へ、中高年組はテラスでビールを楽しん
だ。
夕食をすませたら寝不足と疲労で午後9時
には全員高いびきで爆睡だ。
【二日目】
夜が明けた。朝食前に尾瀬ヶ原を散策した。
朝靄で幻想的な空間を深呼吸しながらのお散歩だ。
遠くに至仏山の優しい山容が見える。
朝食を済ませ小屋を出発した。
しばらくはブナ林の中を行く。
時々小さな沢を渡る。
苔むした岩と新緑のコントラストがすばらしい。
尾瀬ヶ原林道を抜けて急な下りを降りるとま
た湿原になる。
尾瀬沼にある沼尻休憩場に到着した。
沼尻小屋からは燧が岳がすぐそこにある。
しばらく尾瀬沼の畔を歩く。
小川には水芭蕉が群生している。
今年はすべての植物が早めに盛りを迎えて
いるが水芭蕉も例外ではない。
燧ヶ岳と水芭蕉の揃い組。
これぞ尾瀬か?
沼尻から1時間ほどで尾瀬沼ビジターセンタ
ーに着く。
ここで尾瀬小屋で作ってもらったおにぎりで
早めの昼食にした。
今年の幹事はいろいろな食材を用意してくれ
た、缶詰、ラーメン、フルーツなどで満腹にな
った。
荷物を分散するから出来る事で単独行では
こうはいかない。
長蔵小屋の横から見る尾瀬沼と燧ヶ岳の
ツーショットだ。
これも尾瀬らしいショットである。
ビジターセンターから湿原を歩き沼山峠に向
かい最後の登りだ。
この辺から観光客とすれ違う、沼山峠からビ
ジターセンターの往復が観光コースとなって
いるのだろう。
だらだら坂の連続で少々息が上がる。
今回の最高地点の沼山峠1784mから今来
た尾瀬沼を眺めながら最後の休憩とした。
この先のバス停からバスで15分で御池の駐
車場に出る。
これで燧ヶ岳の麓を一周した事になる。
燧ヶ岳には登れなかったが尾瀬の湿原を満
喫できた。
尾瀬の花たち。
【行程】
一日目
 2:30 御池駐車場着
 7:00 駐車場で朝食
 8:00 御池出発
 9:30 うらひうちはし
10:50 三條の滝
12:00 昼食後出発
13:30 尾瀬原休憩場
14:00 尾瀬小屋到着

二日目
 5:30 尾瀬ヶ原散策
 6:20 朝食
 7:30 尾瀬小屋出発
 9:15 沼尻休憩場(25分)
10:25 尾瀬沼ビジターセンター
12:00 昼食後出発
12:40 沼山峠
13:15 バス乗車
13:30 御池着
14:30 解散


  










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