台 北

2007年1月20日(土)〜1月22(月)

昨年12月に続き一ヶ月ぶりの台湾だ。
今回は中部国際空港(セントレア)から
の出発となる。


せっかくなので少々早めに出発しセント
レア見物をしよう。
セントレアは常滑沖の伊勢湾に浮かん
でいる。
名鉄名古屋駅から最短で30分足らず
でアクセスもいい。
小牧空港より便利である。


開港は2005年2月、愛・地球博の開幕
に合わせての開業した。

2階は到着ロビー、3階が出発ロビー、
そして4階は飲食店などが並ぶ。

空港の建物はと白鳥が羽を広げているよ
うな形だ。
白鳥の右翼が国内線、左翼が国際線
となっている。


国内線と国際線が同居しているのは利
用者からすると大変便利である。
羽田もこうなって欲しいものだ。

全体に広々として自然光を取り入れて明
るく開放的である。
【一日目 飛行機を楽しむ えっ・・・ニヤミス?】
今回のフライトはANAのEL211
1便10時15分発の台北行きだ。
飛行時間は3時間45分、使用機は
B737−700、初めて見る黄金色
塗装の機体だ。(JA01AN)

駐機場で見たら、思わずチッチャ・・


僕は飛行機の窓から下界を見るのが
好きだ。
今日は残念ながら雲の海だ。
しかし沖の島、日向岬、霧島、桜島
と四国と九州の間は何とか視界が開
けた、その先はまたも雲海だった。




日向灘上空でボンヤリ雲を見ていた
ら、すぐ下の左前から右後ろにかけ
て航空機が交差した、
そのスピードはすさまじく速かった。
相手機が右後方へブッ飛んで行った
て感じ・・・もしかしてニヤミス?。

相手機はANAの青塗装、同じB73
7かA320クラスの小型機。
両機の距離は、目測で主翼の長さが
1m先の20cmくらい、ザックリ計算す
るとその距離約2km。
時速900kmで飛行しているととすると、
わずか8秒の間隔である。

時折、はるか遠くに航空機を見るこ
とがあるが、こんな近距離で見たのは
初めてだ。

後日ANAに問い合わせたところ、その
ような事実はなかったそうである。
この程度の距離はニヤミスではない
のかな?
【故宮博物院を見物】
先月に引き続きまたもや故宮博物院で
中国4000年の歴史を鑑賞。

展示物は5000年前のものからあるとか。
【龍山寺を詣でる】
夕食後、台北の西部にある龍山寺を訪
ねた。

この龍山寺は台北でもっとも歴史ある
寺院で、台北観光コースに必ず繰り込
まれている古刹だ。

日本の寺院とは趣がかなり異なる。
あらゆるところに彫刻があり、派手な
色使いだ、境内に入ると賑やかな鉦
の音が響く、読経が拡声器で流れて
いる。

台湾の人たちは信仰心が深いように思
われた
老若男女が線香を掲げてお祈りしている。
幻想的な光景だ。

台湾の寺院は複数の神仏が祀られて
いる、この辺も台湾らしい。

あすケ麗君の墓参用の線香を買って
帰った。
【夜市を散策】
龍山寺近くの華西街観光夜市を散策
した。
日本的に言えば龍山寺の門前町といっ
たところか?

ここの夜市は少々ゲテモノ志向らしい。
スッポンやヘビなどが店先に並ぶ。

カルメ焼きや輪投げなど懐かしい露店も
ある。


初めて台湾を訪問した10年前、このアー
ケード内にあるレストラン「台南担仔麺」
でご馳走になったことを思い出した。

地元の人に聞いたら台北でも高級店で、
通常のレストランの数倍の値段らしい。
どうりでマイセンのような器で料理が出て
きた。
【二日目 ケ麗君小姐の墓参】
テレサ・テンが亡くなって12年になろう
としている。

雨の中お墓参りをしてきました。
詳しくは下ををクリックしてください。

      ケ麗君紀念公園

【基隆の観音様】
ケ麗君紀念公園へ行くため日本から
Netでハイヤーを予約しておいた。

ケ麗君紀念公園のある金寶山まで
台北から片道1時間30分と計算して
4時間で予約をした。
ところが金寶山まで1時間で到着した。
墓参をして台北に戻っても1時間以上
時間が余る。

気の毒がっているドライバー氏は、近くの
原子力発電所の資料館などに案内する
と誘ってくれるが、雨の勢いも納まらない
のとテレサ・テンの墓参直後で気が進ま
ず、断った。

それではと基隆の観音様を案内すると言
ってくれた。
早く台北に戻りたかったがせっかくなので
案内してもらうことにした。

ここ基隆は港町で古い歴史を持った街
だ、台湾の海の玄関でもある。

駐車場から派手な門をくぐると大きな観
音様が現れる。
黄色いこま犬も巨大だ、2頭とも口を開け
てこちらを睨んでいる、阿吽の呼吸はない
のか?

鐘つき堂がある、これもかなり大型だ、
一突きしてみる、ドーンという重厚な響き
である、一突き50元也。

ドライバー氏の言うことによれば蒋介石
に関係ある寺院らしいが蒋介石を想像す
るものはなにもなかった。
【台湾の結婚式事情】
12月20日と21日は台湾ではお日柄
がいいようで結婚式が多かった。

宿泊の華泰王子大飯店も一日数組の
結婚式がある。
ホテルのロビーには新郎新婦のツーショット
写真が掲げてある、日本では名前だけの掲
示だが、この辺も台湾らしい。

新婦のお迎えの車は赤いリボンで結んで
ある、フロントグリルには赤い花束がついて
いる、しかもドアノブにも赤いリボンの花が
付けられている。

披露宴はレストランを貸し切って行う、円卓
を囲んで食事をするスタイルだ。

今日の夕食を予定していたレストランが二組
の披露宴で貸切になっていた、少し覗いてみ
たら、日本のようにシステム化されていなく、
皆和気あいあいと食事を楽しんでいるようだ。

披露宴は平服で出席している、ただ新郎新婦
の友人はタキシード、ドレスなどを着込んでい
る。
【台湾故事館でタイムスリップ】
台北駅前に台湾故事館がオープンした。
1950年代の古き良き時代を再現したテ
ーマパークだ。


ここのシステムが面白い。
入場料250元払うと入場券に250元の
金券が付いている。
この金券は館内で使える、おつりは出な
いが、効率よく使えば入場料はタダになる。

金券を使わずに帰ろうとしたらスタッフの
小姐に金券を使うように促された。

入場客は以外に若い人が多い、また家族
連れも多い。

しばしタイムスリップを楽しんだ。





後記:
残念ながら2007年6月の訪台時には
閉館していた。
【台北101で夜景を楽しむ】
夜景を見に台北101に向かった。
夜になって雨は上がったが低い雲が
漂っている。

ここ台北市政府付近は再開発された
のか、きれいに整備されていて僕の好
きな台北のイメージとは違っている。
新宿副都心のようだ。

台北101は高さ508メートルの世界一
の高層ビルである。
しかし世界一の座は時間の問題で
その座を明け渡すことになる。
地上5階までショッピングモールになっ
ている。
展望台は5階から高速エレベーターで
89回まで一気に昇る。

展望階からの眺望は雲にさえぎられて、
見えたり見えなくなったりしている。
碁盤の目のような台北の夜景を目に
焼付けた。


  



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