台北・台南

2007年6月7日(木)〜6月11(月)

【一日目】
台北行きの格安航空券が入手でjきることになった、格安であるため成田を夕刻出発
し帰りは台北を朝出発する。一般的なツアーの逆である。
チャイナエアーライン105便成田発19時50分、台北着22時20分、台北市内のホテ
ルに到着したのが日付が変わる頃であった。

チェックイン後、台北の友人兄弟がカラオケバーで待っていてくれた。
なんと兄さんの奥さんがテレサ・テンさんにそっくりでびっくりした。
お願いしてテレサの曲をデュエットしていただいた。
3時まで飲んで歌って最初の夜を楽しんだ。
【二日目 ケ麗君文教基金會でお買い物】
雨の中「ケ麗君文教基金會」へ向か
った、6月に来た時もここを探して歩
いたが見つからなかった。
通りを間違えたかと思い諦めた。

今回、再度探してみた、通りは間違って
いなかった、見過ごしていただけだった。

中に入ると女性スタッフが荷物を片づ
けている、事務所の引っ越しがと勘違
いした。
言葉は通じないがなんとかCDとDVDを
買いに来たことを告げると地階に案内
された。
店頭販売用の展示ではなく通信販売用
の倉庫のようだ。
日本では入手できないレアなCDや
DVDが山積みされている。
【三日目 ケ麗君小姐の墓参】
1月の訪台に続き再度テレサ・テンさんの
お墓参りに向かった。
墓前に供えるお花は前日台北市内で用意した。
言葉が通じず筆談で苦労しながらピンクの
薔薇を13本花束にしてもらった、450元也。

ついでに線香はないかとお願いしたが販売用
の線香は無いようだ、花屋さんの自家用の線
香を5本ほど分けていただいた。

ポケットの小銭を出して代金を取っていただこ
うとしたら代金はいらないと言う。
それでも代金を取って欲しいと言うと申し訳な
さそうに1元を取ってくれた。
台湾の人の優しさを感じた。
朝7時30分ホテルを出発、タクシーを止
めて1000元で往復の価格交渉をするが
なかなかうまく行かない。
結局ホテルのフロントで契約のタクシーを
お願いした。
霊園での待ち時間10分、1500元で交渉
成立。
台北を出発したのが8時になってしまった。


9時少し前に金寶山に到着。
今回も一番乗りだった、小雨の降る霊園の
静かな中、墓前に花と線香を供えて合掌した。

 ←360度パノラマ写真




待機時間の10分を少しオーバーして車に
戻った。
帰りは山の道を通って台北に向かった。







【噂話し】
日本在住の台湾人会の人から聴いた話で
あるが、ケ麗君の墓所が台北の近くに移設
されるという話があるらしい。
どうやら風水の方角がよくないようだ。

真相は定かでない。
【台湾の新幹線に乗ってみる】
今年の春、営業運転を開始した台湾の新幹線
「台湾高速鐵道」に乗ってみた。
新幹線で台南に行き担仔麺を食べようという
趣向である。

この台湾高鐵の開業は、遅れに遅れてようや
く今年開業となった。
当初の計画では2006年10月開業予定だ
ったが、さまざまなトラブルが発生し開業が
再三にわたり延期された。
仮開業は春節直前の2007年1月まで遅れて
しまった。

台湾高鐵は複数国の鉄道システムの合作
であり、それぞれのインターフェースがうまく
いかなかったのではと推測する。
すべて日本のシステムを移設できればこん
なことにはならなかっただろうと思える。

まさに「船頭多くして船山に上る」である。


車両は日本の新幹線の700系を台湾仕様に
した700Tだ、オレンジ色の車体が美しい。
ただ開通して間もないのに車体にかなり汚れ
が目立つ、水アカが車体全体に流れて車窓
は曇っている。
洗車の間隔が日本より長いのか?雨期だから
仕方ないか?

台北駅の台湾高鐵は出発の直前までホーム
に立ち入りができない。乗客は待合室で待機
し時間になると案内がありホームへ降りる。

車内や乗り心地は日本の新幹線と変わりない。
切符は到着駅で回収はされず手元に残る。

415号 台北発13時30分、台南着15時13
分1350元。
【台南駅】
台南駅に到着した。

駅舎は吹き抜けになっており開放感がある、
まるで国際空港にでもいるようだ。
日本の狭い新幹線駅とは大違いだ。

台湾高鐵の台南駅と台南市街は15qほど
離れている、日本の感覚で駅と市街地が
隣接していると思い込んでいた。
タクシーかシャトルバスで市内へ向かうしか
ない。
タクシーは市内まで550元の統一運賃となっ
ている。

駅前は何もない、整地された草原になっている。
日本の横浜駅と新横浜駅との関係のようだ、
そう言えば新横浜開業時は駅前は何もなかっ
た。
赤?楼、17世紀オランダ統治時代の要塞
である。
当時プロビンシア城と呼ばれていたが、政変
により何度か名称が変わった。
今の建物は再建されたものだ。

あまり興味がないので塀の外から見物
だけにした。


台南に来たら度小月の担仔麺を食べなけれ
ば始まらない。
赤?楼から小路を隔てた度小月に入った。
本店は台南市中正路16號にあり最近リニュ
ーアルされてコジャレたお店になったようだ。
支店は台北などにもあり日本にも進出してい
る。

一説によるとここが度小月の発祥地らしい。
司馬遼太郎著「台湾紀行」にも登場する。

あっさりした味で美味しいが期待した程では
なかった。 50元也
台南の街を散策した。

食堂が思いのほか多い、食に対する貪欲さ
が伺い知れる。

歩道いっぱいににテーブルが置かれている、
台北でもこの光景は目にするが台南ほどの
数ではない。



台南の活気に圧倒されながら台北への帰途
に付いた。
台北へ戻る手段で迷った、台湾高鐵で戻るの
もいいが航空機で戻るのも一興か?
海外でローカル航空路線に乗るのは始めてだ。


航空時刻表は手元にないが、とりあえず空港
に行き一番早く出発する便に乗ろう。
タクシーを走らせ台南空港に向かった。
台南空港は台湾高鐵の台南駅より近い。


台南・台北間は復興航空と遠東航空の2社が
就航している。
空港に16時30頃到着したが遠東航空の便は
搭乗手続きが終了したばかりだった。
次の便は復興航空の18時40分発だ。

搭乗まで2時間もある、空港周辺はなにもない
待合室で退屈な時間を過ごした。




使用機はATR72だ、フランスATR社の双発
機で低騒音、低燃費、低価格と三拍子揃った
航空機で近距離航路に使われている。
定員74人、YS11より一回り大きい。
日本にも近々登場するようだ。



台北の夜景を眺めながら松山空港に着いた。








GE436便  1954元
台南空港   18時40分発
台北松山空港19時35分着
【四日目 ケ麗君の足跡を求めて】
ケ麗君の足跡を求めて台北県蘆洲市へ出掛
けた。

蘆洲市はケ麗君が幼少期に生活していたとこ
ろだ、台北の北西に位置する。

MRT劍潭駅からタクシーに乗って向かった。
Webのテレサ・テンのファンサイトを参考に市
内を散策した。



ケ麗君が通っていた蘆洲市蘆洲國民小學だ。
アジアの歌姫ケ麗君の資料室があるようだ。
ケ麗君一家が当時住んでいた家が蘆洲小
学校のはす向かいにあった。


その家はこのバス停の奥に最近まであった
が再開発なのか整地されていて工事用の
塀で囲われていた。
ケ麗君が洗礼を受けた和尚洲天主堂、
ケ麗君の旧居跡の真向かいにある。

建物は洗礼を受けた頃から建て替えられ
ているよyだいるようだ。

日曜日の午前ということでミサが行われて
いた。
せっかくなので僕もミサに参加させていた
だいた。

小学生のの頃、日曜学校に通っていたことが
あるが実に45年ぶりのミサである。
天主堂の裏手に湧蓮寺がある。
この境内で少女時代のケ麗君がこの
境内で歌ったようだ。
当時、ケ麗君はのど自慢大会で活躍した。


それにしても台湾の寺院の派手さには驚か
される。
湧蓮寺の門前に「蘆洲切仔麺」がある。
ケ麗君が母親とよく食べたとDVDの映像に
なっていた。

早速注文した、さっぱりした白湯スープで
とても美味しい。

30元也。
「蘆洲切仔麺」から人で溢れる露店の通りを
抜けると「大廟切仔麺」がある。
ここもケ麗君親子が通った店のようだ。

切仔麺と茹豚それに台湾ビールで決まりだ。
しかし切仔麺の二連チャンはかなりヘビーだ。

切仔麺の味は「蘆洲切仔麺」に軍配が上がる。

90元也、あとで考えたら安すぎる。
ビールの代金を取り忘れたか??

湧蓮寺門前の市を散策した。

野菜、魚介類、フルーツ、衣類など食品から
生活用品、なんでも揃いそうだ。
しかし訳の分からないものもある。
「珍珠抜」・・・チン・タマ・ヌキ???


グアバの品種の一つらしい。
蘆洲から台北に戻り迪化街を歩いた。

ここ迪化街は漢方薬やカラスミの専門店が
並ぶ。
カラスミを買うならここが安い、空港の免税店
では高くて手が出ない。

おみやげ用のカラスミと漢方薬の田七の
粉末を買った。
北門の近く、博愛路にカメラ店が集中している。
カメラの秋葉原と言ったところか?

ここの看板は台湾の中では珍しく秩序が保たれ
ていて整然と並んでいる。



店をひやかして通った。
やはりMade In Japan が主流だ。
最後の夜なのでお世話になった友人とその
兄弟を誘って夕食会を行った。

会場はケ麗君のお兄さんが経営しているレス
トランだ。
以前は「?園小館」と言っていたらしいが現在
は「上海美食・蘇浙匯」となっている。

BGMはケ麗君の唄が流れている、店内には
ケ麗君の写真やポスターが貼られている。


メニューがよく分からないので招待したお客さ
んに選んでもらって美味しい上海料理を楽し
んだ。
招待客のお孫さんを店の従業員があやして
くれていた。
テレサ・テンの「ふるさとはどこですか」のポス
ターと記念撮影をした。

このお姉さんどことなくケ麗君に似ている。
ともするとケ麗君のお兄さんの娘さん、
つまりケ麗君の姪御さんか???
もちろん僕の勝手な推測だが・・・
【五日目 帰途】
今回は5日の行程でのんびりできた、
天候に恵まれず雨か曇りであったが台湾を
満喫した旅になった。



チャイナエアーライン333便
台北発8時30分、成田着12時25分。

【台湾事情】
MRTのチケットが変更
前回(2007年1月)はカード式だったが
プラスチックのコイン式になっていた。
使い方はカード式とほとんど同じ。

台湾故事館閉館
台北へ行ったときの楽しみの一つに台湾故事
館で遊ぶ事だった。
残念ながら2007年5月で閉館したようだ。

  



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