つくばさん
              887m

2001年3月20日(火)春分の日 晴れ
単独行

筑波山神社⇒御幸ヶ原⇒男体山⇒
女体山⇒つつじヶ丘
初めての山をどこにするか迷った。
百名山の一つであり比較的楽に登られそうな
山ということで筑波山に決定した。
登山経験は学校の遠足登山くらいしかない、
ほとんど初めての登山と言っていい。
東京駅から筑波山行きバスに乗車、1時間4
5分の乗車で筑波山駅に到着。
ここから別のバスに乗り換えて登山口のある
筑波山神社へ、どうせなら直通で神社まで行
ってくれてもよさそうなものだが、いろいろ事
情があるのだろう。
山の安全を祈って筑波山神社に参拝。
神社に向かって左手が登山口になっている。
しばらくケーブルカーのレールに沿って登山
道が続いている、樹の根をぬうように登る。
遠足登山から実に30年振りの山歩きだ、当
然ペースも上がらない。
休み休み登山道を進む、途中男女川の源流
を通過、チョロチョロと水が湧き出ているが飲
めそうもない。
さすが人気の山だ、道はきれいに整備されて
いる。
この階段を登れば御幸ヶ原だ、茶屋で缶ビー
ルを買って一気に飲み干した。
「うまい!」ふーっと息を吐く、山は初心者だが
ビールは大ベテランだ。
一息付いて男体山へ向かう

男体山の神社を参拝、混んでいるので昼食
は後にして女体山へ向う事にした。
男体山から女体山を望んだ、電波塔が林立し
ている、ロープウェーの駅も見える。
興醒めだが首都圏に近い山なので仕方ない
事かな。
女体山へ向かう途中にガマ石がある。
落語「がまの油」の油売りの口上を口ずさむ。
「さーてお立ち会い、お立ち会いの中に血止
めの薬はないか。」円生・談志がいいね。
こんどは女体山から男体山を望む、なだらか
な山容だ。
女体山が男性的で男体山が女性的なのが
おもしろい。
一等三角点標高877m女体山山頂。
昼食にレトルトカレーと真空パックのご飯を用
意したが混んでいるので下山途中で摂ること
にした。
残念ながら春霞で眺望はよくない。
山頂は登山者、観光客でごった返している。
それにしても騒々しい、都会の喧噪を逃れて
来たのに、山でCD聞かなくてもいいじゃない
か、聞きたければヘッドホンで聞いてくれよ。
早々に山頂を後にした。
山頂付近は残雪があり滑りやすい、慎重に歩
を進める。
つつじヶ丘へ向かう山道は奇岩が多く点在し
ていて退屈しない。

なるほど大仏に見える大仏岩

北斗岩

出船入船


母の胎内潜り


行こか戻ろか、弁慶も7回躊躇した
と言う弁慶の七戻り。
こつつじヶ丘登山口に出た、遊んでくれてあり
がとう、山に感謝。

結局昼食を摂らずに下山をした、つつじヶ丘の
食堂で昼食にした。
ここ、つつじヶ丘は観光地、筑波山名物の巨
大ガマが迎えてくれる。
下山は弁慶小屋から筑波山神社を下るコー
スを選ぶべきだった、
ここからはバス路線はない、タクシーを呼ん
で筑波山バス停へ向かった。
バスの中から筑波山の全容を眺めながら快
い疲労感を楽しんだ。
ロープウェイやケーブルカーがあるので軽装
でも気軽に登れる山である、紅葉の季節は大
混雑であろう。
シーズンを避けて冬のトレーニングにはいい
かも知れない。
【行程】
 6:30 川口駅発
 7:20 東京駅発バス乗車
 9:05 筑波山駅
 9:35 筑波神社
 
9:40 登山開始
11:10 御幸ヶ原
11:40 男体山山頂
12:20 女体山山頂
12:45 下山開始
13:50 つつじヶ丘着
15:50 東京行きバス乗車
19:20 東京駅着
20:00 川口駅着


  











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