やひこやま
             弥彦山 634m
             多宝山 634m
2001年4月7日(土) 晴れ
単独行

弥彦神社⇒弥彦山⇒多宝山⇒石瀬神社

実に30年ぶりの弥彦山である。
小学校の遠足で登った、中学生の時無線機
を担いで登った、高校生の頃弥彦スカイライ
ンをオートバイで登った。
越後平野に育った者は弥彦山が母なる山で
ある。
そして今、懐かしの弥彦山に再チャレンジだ。
弥彦神社に参拝して出発だ。
30年前の記憶はほとんどない、だらだら坂
が続くジグザグな山道を登ったような記憶が
ある。
もっと道幅が広かったような気がする。
七合目の水場に出た、こんな所に水場があ
ったかしらん、おいしい水を頂いて先へ進む。
九合目へ到着、冬季閉鎖されていた弥彦
スカイラインが今日から開通したらしい。
観光客はまばらであるが展望塔が動いて
いる。
俗化するのは仕方ない、新潟一の有名な
山なのであるから。
弥彦スカイラインを通り寺泊で魚を買うの
が観光の定番コースだ。
観光地を尻目に山頂へ向かう。
九合目から先は残雪が行く手を阻む、踏み
込むと腰まで埋まってしまう。
軽アイゼンを初めて装着してみる、春先の雪
にはほとんど効果はない。
新潟の春山はゴム長が定番のようだ。
左に電波塔を見て山頂に到着。
「しまった!ビールを買うのを忘れていた」
大休止をやめて九合目まで戻りビールを
買う、観光地はこれだからありがたい。
500mlの缶ビールを持ってお隣の多宝山を
目指す。
山中で横断歩道を渡るのも変なものだ。
海の見える山はなかなかいいものだ。
残念ながら日本海は霞の中だ、空気の澄ん
だ日は海の向こうに佐渡が見渡せる。
多宝山山頂に到着、木々に囲まれて眺望
は良くないが静かな山頂だ。
一等三角点にタッチ、双耳峰が全く同じ標
高634mも珍しい。
残雪で缶ビールを冷やし昼食にする、
至福の時である。
下山道は北向きのため残雪が多い、歩く人
が少ないのか時々道を見失いそうになる。
途中、きれいに咲いた花々を見ながらの下山
だ、残念ながら花の名前にはうとい。
「カタクリ」くらいしか知らない、あとで調べよう
ととりあえず写真を撮る。
孤独な山道を歩き、ようやく石瀬神社登山
口に出た、情けない事にここから先、車道
で道に迷ってしまった。
どうにか町に出た、バスで駅まで行こうと
バス停に行ったが夕方までバスはない。
仕方なしに吉田駅まで歩くことにした。
今登った弥彦山と多宝山が優しい山容を
見せてくれる。
ところがこれが長い道のりだった。
途中夏目のはざ木がある、あぜ道に植えた
木のことで稲を干す柱のようなものだ、秋に
なると稲穂の壁となる。
最近は機械乾燥のせいかあまり見かけなく
なった。
山道は楽しいが車道を歩くのは苦痛である。
あとで調べたら弥彦駅に向かったほうが近
かった。
【行程】
 6:24 新崎駅発
 8:14 弥彦駅着
 8:37 弥彦神社
 8:40 登山開始
 8:51 一合目
 9:02 二合目
 9:24 四合目
 9:29 五合目 鳥居
 9:49 七合目 後神水
 9:58 八合目
10:06 九合目
10:25 山頂着 奥院
11:16 九合目
11:54 多宝山山頂
13:05 下山開始
14:16 石瀬
14:30 石瀬神社登山口
16:35 吉田駅着
16:47 吉田駅発
18:00 新崎駅着


  











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