きんぷさん
               2598m
2002年4月28日(日) 曇り時々晴れ
2日目 単独行 幕営

富士見平⇒大日岩⇒金峰山⇒大日岩⇒
富士見平⇒瑞牆山荘
昨夜は星が見えなかったので早めに就寝
した。
しかし12時ころ目が覚めた、もうひと眠りと
二度寝をしたら5時だった。
予定より一時間寝過ごしてしまった、調子に
乗って、お酒を飲み過ぎたか。
あわてて朝食の支度をしてテントを飛び出
した。
富士見平小屋の右手の尾根を登る。
幅の広い緩やかな登りでウォーミングアッ
プだ。
一時間ほどで大日小屋に到着。
小休止、向こうに見えるのは鷹見岩だろうか。
時々手掛かりの少ない岩を登る。
傾斜は大したことはないが雪解け水で滑り
やすい。
ここはロープに頼ろう。

大日小屋から35分で大日岩に出る。
こんもりとした巨大な岩だ。
景色がいいのでここでも小休止とした。
いつもの事だが僕は休憩が多い。
遠くに雪の帽子をかぶった山は八ヶ岳だろうか.。
大日岩から先は残雪が多い、しかも凍てつい
ていて滑りやすい。
キックステップをするがつま先が雪に入ら
ない。
軽アイゼンは用意してきたが昨日の瑞牆山
で残雪が殆どなかったのでテントに置いてき
た。
判断が甘かった、稜線に出るまで慎重に足
場を探しながらの登りだ。
稜線に出た。
五丈石が見えるがまだまだ先だ、小さなピーク
をいくつか越える。
時々左右に切れ込んだ所が見える、目がくらみ
そうなな高度だ。
五丈石が迫ってきた、あと少しだ。
稜線にも一部残雪があった、慎重に踏み跡
をなぞる。
五丈石に出た。
見る方向によってずいぶん形がちがう。
こちらからはやけに角張っている。
「誰だ!ここにイタズラ書きをした奴は・・」残
念な事に大きなイタズラ書きがある。
こんな事をする奴は山に登ってこないと信じ
ていたがそうではないようだ。
こんな輩は入山禁止だ!!。
五丈石のすぐ先の大きな岩が重なった所が
山頂だ。
標識には2599mとなっている、地形図では
2598m、ちなみに三角点は2595.03mだ。
山頂標識のすぐ下に三等三角点がある。
なぜか赤ペンキが塗られていた。
おそらく方向表示を書いた人が三角点も目
立つように善意で書いたものだろう。
道々に赤ペンキで方向を教えてもらってあ
りがたく思うが、三角点はそのままにして欲
しい。
昨日と同様に山頂独り占めだ。
きのう登った瑞牆山が遠くに見える。
大ヤスリがつま楊枝のようだ。

 ←360度パノラマ写真
30分ほど山頂で景色に見とれていた。
帰りのバスが心配なので下山を開始した。
常に右手に瑞牆山を見ながらの下山だ。
尾根道に入った。
この辺で瑞牆山ともお別れだ、振り返って五
丈石にもお別れをして残雪の滑りやすい道を
情けない格好で富士見平へ向かった。

テントを撤収して瑞牆山荘へ降りて生ビール
を一気に飲み干した。

【行程】 2日目
 4:55 起床
 6:15 登山開始
 7:12 大日小屋
 7:46 大日岩
 9:28 稜線
10:34 金峰山山頂
11:00 下山開始
11:54 尾根
13:12 大日岩
14:22 富士見平
15:25 富士見平発
16:05 瑞牆山荘
16:45 町営バス
17:10 増富温泉
17:20 山梨交通バス
18:20 韮崎駅
18:23 あずさ70号
19:42 立川
20:43 川口


    一日目瑞牆山










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