瑞牆山

みずがきやま　　　　　　　　　　　　　　　　２２３０ｍ	２００２年４月２７日（土）曇り１日目　単独行　幕営瑞牆山荘⇒富士見平⇔瑞牆山
	今日からゴールデンウィークだ。今年は暦の関係で前半３日後半４日の休日が分散している。前半の休日は以前から登ってみたかった瑞牆山と金峰山にチャレンジする事にした。７時発の「スーパーあずさ」で韮崎に向かう。間違えて７時３分発の臨時の「あずさ」に乗車してしまった。発車を待っていたがようすがおかしい、車内放送で気が付き向かいのホームのドアが閉まりかけた「スーパーあずさ」に飛び乗った。
韮崎駅からは町営バスが瑞牆山荘まで運行している。この運転手さんが途中の橋でバスを停めて、見えるはずの富士山や八ヶ岳を丁寧に説明してくれる。しかし今日は曇り空で山容を見せてくれない、サービス満点である。バスは定刻通りに瑞牆山荘に到着した。
	山荘前でストレッチ運動をして登山準備をする。お仕事モードから、お山モードに切り替えだ。新緑が吹き出してきた木々の間をゆっくり歩き始める、足元には笹が群生している。
しばらく行くと休憩できる広場に出た。瑞牆山の全容が現れた、ここで休憩をする。瑞牆山はゴツゴツの岩だらけだ、大丈夫かな？少々不安になる。
	そろそろ次の休憩がしたいと思った時、ふと見上げると富士見平小屋の屋根が見えた。思いのほか、あっけなく小屋に到着した。
Ｗｅｂサイトで調べたらテント場５張りと少ない。心配していたがかなり広いテント場で安心した、裕に５０張りは張れそうだ。南向き一戸建ての我が家の完成だ。インスタントラーメンで昼食をとりサブザックを担ぎ瑞牆山へ出発だ。
	富士見平小屋の左側の尾根を登る。途中瑞牆山が見えるポイントがある、巨大な岩が天を指している。
一山越えると天鳥川の沢に出る。ここが瑞牆山の取り付きになっている。ちょうどいい休憩ポイントだ、、川のせせらぎを聞きながら深呼吸を一つ二つ、マイナスイオンを取り込んだ。
	沢を渡るとすぐに卵を割ったような巨大な岩が現れた。よく見ると錆びたハーケンが打ってある、ロッククライマーの血が騒ぐのかな。桃太郎岩と言うらしい。
桃太郎岩を過ぎると倒木が苔むしてる不気味な空間がしばらく続く。
	山頂の巨大な岩が見えてきた。しかし道は荒れた下りの道となった、辛うじて道はあるものの踏み後が古そうだ。木々にはしっかり赤と青の目印が付いている。急な下りに手がかりを探すが倒木は朽ちてぼろぼろになっている。足元は落石を起こしそうなガレ場だ。どうにか谷底まで下るる、そこに案内板を発見した。どうやら山頂と逆のグリーンロッジ黒森方向へ下っていたようだ、迷走してしまった。セオリー通り、迷ったら元に戻る。あまりにも荒れているため戻る時にも迷ってしまう。
なんとか元の登山道に戻った。迷走の原因が分かった、木に打ち付けてある小さな案内板を見落としてしまったのだ。右みずがき山・左グリーンロッジ黒森となっている。無意識に左に向かっていた。
	時間にして３０分くらいの迷走だったが心細い思いをした。最悪ビバークかとも思った、ツェルトはある、水は少ないが何とかなる、非常食も持っている。しまったヘッドランプをテント場に忘れてきた。気を取り直し山頂を目指す、時刻は２時を過ぎている先を急ごう。
山頂付近は大小の岩をよじ登る。少し残雪があるが問題ない程度だ。林の先が急に明るくなった、林を抜けるといきなり山頂に出た。到着が遅かったので山頂は独占だ。こんもりとした大きな岩になっている、大ヤスリ岩の方向は切れ込んで背筋が寒くなる。多分この巨岩の下で迷っていたのだろう。
	←パノラマ写真３６０度視界は開けているがガスが掛かってあまり眺望はよくない。しかし一人で山頂を楽しんだ、百名山の一つを独占する贅沢な時間だ。
明日登る予定の金峰山が見える。かなり遠いな、たどり着くかな？怪しい雲が山頂付近に出ている。２０分ほどのんびりした、二組の中年夫婦が登って来た、贅沢な時間はおしまいにして退散だ。
	一気に富士見平まで戻った。さあ楽しみの一人酒盛りだ、小屋は素泊まりだがビールや酒は置いてある、ありがたい。今日は地元高校の山岳部の新人研修山行で賑やかだ。
	【行程】　１日目　６：２８　川口駅発　７：００　新宿駅発スーパーあずさ　８：３６　韮崎駅着　８：４５　瑞牆山荘行き町営バス　９：５５　瑞牆山荘着１０：０５　登山開始１１：０５　富士見平小屋着　　　　　　テント設営・昼食１２：０５　瑞牆山登山開始１２：３０　天鳥川１３：２５　迷走１４：０５　登山道に戻る１４：３５　瑞牆山山頂１４：５５　下山開始１５：５５　天鳥川１６：３０　富士見平着

みずがきやま　　　　　　　　　　　　　　　　２２３０ｍ	２００２年４月２７日（土）曇り１日目　単独行　幕営瑞牆山荘⇒富士見平⇔瑞牆山
	今日からゴールデンウィークだ。今年は暦の関係で前半３日後半４日の休日が分散している。前半の休日は以前から登ってみたかった瑞牆山と金峰山にチャレンジする事にした。７時発の「スーパーあずさ」で韮崎に向かう。間違えて７時３分発の臨時の「あずさ」に乗車してしまった。発車を待っていたがようすがおかしい、車内放送で気が付き向かいのホームのドアが閉まりかけた「スーパーあずさ」に飛び乗った。
韮崎駅からは町営バスが瑞牆山荘まで運行している。この運転手さんが途中の橋でバスを停めて、見えるはずの富士山や八ヶ岳を丁寧に説明してくれる。しかし今日は曇り空で山容を見せてくれない、サービス満点である。バスは定刻通りに瑞牆山荘に到着した。
	山荘前でストレッチ運動をして登山準備をする。お仕事モードから、お山モードに切り替えだ。新緑が吹き出してきた木々の間をゆっくり歩き始める、足元には笹が群生している。
しばらく行くと休憩できる広場に出た。瑞牆山の全容が現れた、ここで休憩をする。瑞牆山はゴツゴツの岩だらけだ、大丈夫かな？少々不安になる。
	そろそろ次の休憩がしたいと思った時、ふと見上げると富士見平小屋の屋根が見えた。思いのほか、あっけなく小屋に到着した。
Ｗｅｂサイトで調べたらテント場５張りと少ない。心配していたがかなり広いテント場で安心した、裕に５０張りは張れそうだ。南向き一戸建ての我が家の完成だ。インスタントラーメンで昼食をとりサブザックを担ぎ瑞牆山へ出発だ。
	富士見平小屋の左側の尾根を登る。途中瑞牆山が見えるポイントがある、巨大な岩が天を指している。
一山越えると天鳥川の沢に出る。ここが瑞牆山の取り付きになっている。ちょうどいい休憩ポイントだ、、川のせせらぎを聞きながら深呼吸を一つ二つ、マイナスイオンを取り込んだ。
	沢を渡るとすぐに卵を割ったような巨大な岩が現れた。よく見ると錆びたハーケンが打ってある、ロッククライマーの血が騒ぐのかな。桃太郎岩と言うらしい。
桃太郎岩を過ぎると倒木が苔むしてる不気味な空間がしばらく続く。
	山頂の巨大な岩が見えてきた。しかし道は荒れた下りの道となった、辛うじて道はあるものの踏み後が古そうだ。木々にはしっかり赤と青の目印が付いている。急な下りに手がかりを探すが倒木は朽ちてぼろぼろになっている。足元は落石を起こしそうなガレ場だ。どうにか谷底まで下るる、そこに案内板を発見した。どうやら山頂と逆のグリーンロッジ黒森方向へ下っていたようだ、迷走してしまった。セオリー通り、迷ったら元に戻る。あまりにも荒れているため戻る時にも迷ってしまう。
なんとか元の登山道に戻った。迷走の原因が分かった、木に打ち付けてある小さな案内板を見落としてしまったのだ。右みずがき山・左グリーンロッジ黒森となっている。無意識に左に向かっていた。
	時間にして３０分くらいの迷走だったが心細い思いをした。最悪ビバークかとも思った、ツェルトはある、水は少ないが何とかなる、非常食も持っている。しまったヘッドランプをテント場に忘れてきた。気を取り直し山頂を目指す、時刻は２時を過ぎている先を急ごう。
山頂付近は大小の岩をよじ登る。少し残雪があるが問題ない程度だ。林の先が急に明るくなった、林を抜けるといきなり山頂に出た。到着が遅かったので山頂は独占だ。こんもりとした大きな岩になっている、大ヤスリ岩の方向は切れ込んで背筋が寒くなる。多分この巨岩の下で迷っていたのだろう。
	←パノラマ写真３６０度視界は開けているがガスが掛かってあまり眺望はよくない。しかし一人で山頂を楽しんだ、百名山の一つを独占する贅沢な時間だ。
明日登る予定の金峰山が見える。かなり遠いな、たどり着くかな？怪しい雲が山頂付近に出ている。２０分ほどのんびりした、二組の中年夫婦が登って来た、贅沢な時間はおしまいにして退散だ。
	一気に富士見平まで戻った。さあ楽しみの一人酒盛りだ、小屋は素泊まりだがビールや酒は置いてある、ありがたい。今日は地元高校の山岳部の新人研修山行で賑やかだ。
	【行程】　１日目　６：２８　川口駅発　７：００　新宿駅発スーパーあずさ　８：３６　韮崎駅着　８：４５　瑞牆山荘行き町営バス　９：５５　瑞牆山荘着１０：０５　登山開始１１：０５　富士見平小屋着　　　　　　テント設営・昼食１２：０５　瑞牆山登山開始１２：３０　天鳥川１３：２５　迷走１４：０５　登山道に戻る１４：３５　瑞牆山山頂１４：５５　下山開始１５：５５　天鳥川１６：３０　富士見平着